エチュードギター研究所は千葉県船橋市にあるギター教室です。
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私は公益社団法人日本ギター連盟の正会員ですが、2月6日(土)にそのギター連盟主催の「第9回ギター大好きみんな集まれギターコンペティション千葉大会」に、審査員として行ってまいりました。この大会は、準ギター・コンクール的な性格もあるのですが、コンクールとの違いは、①全国規模コンペティションではあるが、予選形式ではない ②課題曲の設定はなく、演奏者の好きな曲を演奏できる、というものです。ただ、審査評価として、金・銀・銅の各賞があり、北は北海道、南は九州までの全国的規模で、各地域大会にて金賞を取った演奏者は、東京で会して最終大会を行います。昨年までは、埼玉・千葉の応募者も東京地区大会に参加していましたが、応募者が多く、今回から千葉大会と埼玉大会が設けられての初めてのものとなりました。
今回の千葉大会の審査員は5名でした。八千代市在住の小山先生、同市在住の椎橋先生、浦安市在住でギター連盟千葉支部代表の建先生、市川市在住の藤森先生、そして私でした。先生方の経歴や実績は大変なものでして、私には初対面の先生方で少しは気を遣いましたが、大先生方と終始和やかに審査もさせていただきました。
今回の応募演奏者は、計15名。年齢別に部門が設定されています。下記に、年齢別枠の応募者を記してみます。
<部門A1(9歳以下)> 1名
<部門A2(10~12歳)> 1名
<部門B(13~16歳)> 1名
<部門C(17~22歳)> 1名
<部門D(23~35歳)> 0名
<部門E(36~50歳)> 0名
<部門F(51~65歳)> 7名
<部門G(66歳以上)> 4名
やはり、ギター世代の50代以上が多かったですネ~
会場は、そんなに広くもなく、まあ、ギター独奏には相応しいスペースだったと思います。
ご来場のお客様は少なかったですが、さすがに開演前は緊張感あふれるものでした。
15名の応募演奏者のギターを聴かせていただき、逆にこちらが様々なことを改めて学ばせていただいた部分も結構ありました。各部門演奏終了後に、審査員は控室にて審査をいたしましたが、見事なほどに審査員5名の評価が一致していまして、すんなりと金・銀・銅が決まりました! 結局の結果ですが、金賞は2名、ほかの13名の方は銀賞でした。プラスして、優秀賞が1名、敢闘賞が1名そして努力賞が1名となりました。
私が一番感心しましたのは、他でもないA1部門の、たぶん小学生4、5年生と思いますが、その女の子の演奏、F.ソルのアレグレット、きちんと楽譜通りに弾いていまして嬉しかったです。先生に教えられた通りに演奏していました。要は、聴く人に“音符を伝える演奏”でして、「あれ~? 今の音符はどうなってるの?~」という演奏は、BADな演奏だ!ということなんです。その子の後の、歳を重ねるごとの高学年、そして熟年の方々の演奏には、そういう重要なポイントからどんどん乖離してしまい、どんどん肝心の音楽が歪んでいったことは誠に残念です。仲間内で生まれる甘い相互評価を実力と勘違いし、自分勝手&未熟な技術による音楽と演奏!とでも言いましょうか、「まあ、好きで弾いているんだから、しょうがないか?~」とも思いました。これは、たぶんに、我々レスナー側の問題も含まれているように思い、私はウチに来てくれるレッスン生の皆さんには、やはりきちんとレッスンをしていかなっきゃ~!と、思いました。
たぶん、今のギター愛好者のほとんどが、いわゆるギターの大曲のほうに目が向いてしまい、“大は小から成る”ということ、小品への取り組みをしっかりとすることを軽視してしまう傾向にあると思います。そんな意味でも、練習曲やらへの指導を切に感じた次第です。まあ、「他はどうでも、ウチはそうじゃないゾ~!!」という、気概は失いたくないです。そのためにも、私自身良い勉強をさせてもらった気がいたします。
みなさんのギターを愛する気持ちは十分すぎるほどにわかりましたが、いざ、音楽を!というと、まだまだ修練が不足しているように感じたコンペティションでした。
でも、大会そのものは大成功だったと思います。先生がたと、その辺は確認しあいました。
さあ、また前を向いて頑張りましょう~!
今回の千葉大会の審査員は5名でした。八千代市在住の小山先生、同市在住の椎橋先生、浦安市在住でギター連盟千葉支部代表の建先生、市川市在住の藤森先生、そして私でした。先生方の経歴や実績は大変なものでして、私には初対面の先生方で少しは気を遣いましたが、大先生方と終始和やかに審査もさせていただきました。
今回の応募演奏者は、計15名。年齢別に部門が設定されています。下記に、年齢別枠の応募者を記してみます。
<部門A1(9歳以下)> 1名
<部門A2(10~12歳)> 1名
<部門B(13~16歳)> 1名
<部門C(17~22歳)> 1名
<部門D(23~35歳)> 0名
<部門E(36~50歳)> 0名
<部門F(51~65歳)> 7名
<部門G(66歳以上)> 4名
やはり、ギター世代の50代以上が多かったですネ~
会場は、そんなに広くもなく、まあ、ギター独奏には相応しいスペースだったと思います。
ご来場のお客様は少なかったですが、さすがに開演前は緊張感あふれるものでした。
15名の応募演奏者のギターを聴かせていただき、逆にこちらが様々なことを改めて学ばせていただいた部分も結構ありました。各部門演奏終了後に、審査員は控室にて審査をいたしましたが、見事なほどに審査員5名の評価が一致していまして、すんなりと金・銀・銅が決まりました! 結局の結果ですが、金賞は2名、ほかの13名の方は銀賞でした。プラスして、優秀賞が1名、敢闘賞が1名そして努力賞が1名となりました。
私が一番感心しましたのは、他でもないA1部門の、たぶん小学生4、5年生と思いますが、その女の子の演奏、F.ソルのアレグレット、きちんと楽譜通りに弾いていまして嬉しかったです。先生に教えられた通りに演奏していました。要は、聴く人に“音符を伝える演奏”でして、「あれ~? 今の音符はどうなってるの?~」という演奏は、BADな演奏だ!ということなんです。その子の後の、歳を重ねるごとの高学年、そして熟年の方々の演奏には、そういう重要なポイントからどんどん乖離してしまい、どんどん肝心の音楽が歪んでいったことは誠に残念です。仲間内で生まれる甘い相互評価を実力と勘違いし、自分勝手&未熟な技術による音楽と演奏!とでも言いましょうか、「まあ、好きで弾いているんだから、しょうがないか?~」とも思いました。これは、たぶんに、我々レスナー側の問題も含まれているように思い、私はウチに来てくれるレッスン生の皆さんには、やはりきちんとレッスンをしていかなっきゃ~!と、思いました。
たぶん、今のギター愛好者のほとんどが、いわゆるギターの大曲のほうに目が向いてしまい、“大は小から成る”ということ、小品への取り組みをしっかりとすることを軽視してしまう傾向にあると思います。そんな意味でも、練習曲やらへの指導を切に感じた次第です。まあ、「他はどうでも、ウチはそうじゃないゾ~!!」という、気概は失いたくないです。そのためにも、私自身良い勉強をさせてもらった気がいたします。
みなさんのギターを愛する気持ちは十分すぎるほどにわかりましたが、いざ、音楽を!というと、まだまだ修練が不足しているように感じたコンペティションでした。
でも、大会そのものは大成功だったと思います。先生がたと、その辺は確認しあいました。
さあ、また前を向いて頑張りましょう~!
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プロフィール
HN:
柳町正隆
年齢:
74
HP:
性別:
男性
誕生日:
1950/06/30
自己紹介:
茨城県生まれ 埼玉大學教養学部卒
中学時代の吹奏楽活動にて音楽の基礎を学び、同時期にクラシック・ギターを独学で始める。
大学時代のバンド活動、卒業後の社会人バンド活動で様々なジャンルの音楽に接し音楽性と技術を習得。また、自らの作品で多数のオーディションへ参加。
独学のクラシック・ギターでコンクールへの出場もある。
以後、尺八とのデュオにて地域の老人ホーム慰問、学校、病院などへ積極的な演奏活動を行う。
現在、主に上記の尺八とのデュオ“弦竹(いとたけ)”の活動を行い、併せて合奏指導やライブでの生演奏活動などに幅広く活動中。
小山勝に師事 (社)日本ギター連盟正会員
中学時代の吹奏楽活動にて音楽の基礎を学び、同時期にクラシック・ギターを独学で始める。
大学時代のバンド活動、卒業後の社会人バンド活動で様々なジャンルの音楽に接し音楽性と技術を習得。また、自らの作品で多数のオーディションへ参加。
独学のクラシック・ギターでコンクールへの出場もある。
以後、尺八とのデュオにて地域の老人ホーム慰問、学校、病院などへ積極的な演奏活動を行う。
現在、主に上記の尺八とのデュオ“弦竹(いとたけ)”の活動を行い、併せて合奏指導やライブでの生演奏活動などに幅広く活動中。
小山勝に師事 (社)日本ギター連盟正会員
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