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エチュードギター研究所は千葉県船橋市にあるギター教室です。
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11月13日(木)夕刻、拙教室が毎年発表会をおこなっている船橋駅前「きららホール」で、公民館で活動している5つのギターサークル合同コンサートが行われました。毎年恒例のものだそうで、ウチに通ってくださるM・春美さん所属するグループも出演するので、応援の気持ちもあり足を伸ばしました。まあ、公民館活動で“楽しく”“和気あいあい”と音楽を楽しんでいる方々の演奏ですので、細かいこと言ったらキリがありませんが、同じギターを弾く自分、それからウチに通ってくださるレッスン生の皆さんのことも思いまして、各グループの演奏などリポートしてみたいと思います。
《カリメーラ・夏見》※夏見公民館にて活動
   ①ハンガリー舞曲第5番 ②リベル・タンゴ ③水面ゆらゆら ④いつくしみ深き
     ⑤ゴリウォークのケークウォーク

 8人編成グループで、編成的には適当な人数です。グループ内でリーダー格(たぶん?)の方の指揮で演奏がスタート。ギターが好きな人たちの集まり!っていう感じで、「それ以上のものは期待できないナ~!」というのが実感。ギターの奏法に関する基本的部分が、悪いですが、身に付いていない方ばかりですので客観的な評価は、それこそ酷!ってな感じになりまして、できません! すみません!

《ポコ・ア・ポコ》※飯山満公民館にて活動
   ①アンダンテ ②第3の男 ③恋心 ④エル・クンバンチェロ
14名からなるグループ。技術的に安定感のある数名の方が、本当にうまく他のメンバーをリードしていて、この日の5つのグループでBESTの演奏を聴かせてくれました。全員の方が、きちんと撥弦しようとしての演奏でしたので、音が非常に明瞭、そして肝心のアンサンブルの基本“他の人の音を聴く”ということができており、14名という人数の多さでのバラツキが非常に少なかったのです。グループ内のミーティングなど、もしかしたら頻繁にやっているかも知れません。大切なことですもん。このグループの演奏、また聴きたいです、ハイッ!見事でした!

《アンダンティーノ》
※幕張本郷公民館で活動
   ①黒田節 ②アンチェインド・メロディ ③黄金の心 ④プリーズ・ミスター・ポストマン
        ⑤3つギターのための協奏曲Ⅲ
私も以前指導していたことのあるグループなんですが...編成は8名です。編曲で面白いものがありましたが、でも肝心の曲の良さが生かされた編曲とは思えず、演奏がスコア通りにできたとしても、決して“良い音楽”ではないだろうナ~!と私は感じました。演奏については、キメの細かいツメの練習不十分さが目立ちました。練習の仕方の再考を願いたいです。前述のポコ・ア・ポコのように、上手く揃わない箇所を相互の打ち合わせをした上での集中練習が不十分なのが一目瞭然。キャリアのある方々の演奏ですから、カタチ的にはまあまあ!ですが...判る人が聴けば、いい加減さが即判っちゃいますから!また、このグループは全体をリードする人がいないようで、そういうことにも疑問を抱かないのかナ~?まあ、いいか!!

《プラサ・デ・ギターラ》
※浜町公民館で活動
   ①ジュピター ②ブランデンブルグ協奏曲第6番よりアレグロ 
           ③フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン ④恋するフォーチュンクッキー
ウチのレッスン生、M・春美さん所属グループ、10人編成でした。従来は、クラシックの曲をメインに演奏していたように思いますが、メンバーも増えていろんな曲にトライ。メンバーが10人、結構な人数で「果たして、どのようなアンサンブル??」と... 男性が多いグループで、「さぞかし骨のあるアンサンブルなんだろうナ~!」と期待しましたが、その男性陣の音のひ弱、「こら~っ、しっかり弾け~!!」と怒鳴ってしまいたくなる、小手先で弾いているギターでした。全体的な演奏は、女性陣の踏ん張りで割とベターなものでしたが、う~ん、不満が残る内容、AKBの曲も「一体、この曲、何~??」と、消化不良の感じ。POPSはセンスが重要で、演奏の力量が問われますので、そう、難しいんです!クラシックとは違うこと、それを認識しての練習を望みます。

《シュテルン》※塚田公民館で活動
  ①エル・チョクロ ②放課後の音楽室 ③センチュリア ④コーヒー・ルンバ
5人編成のグループ。メンバー数が最少にも係わらず、演奏はまるでバラバラ! アンサンブルとは何か?そして、このグループもそう、練習の仕方の改善が必要です。メンバー全員が、ギター歴は結構長いように思えましたが、肝心のアンサンブルの理解が非常に低レベルであること! 指導者の方には、基本をきちんと教えていただきたいものです。カタチをそこそこにしたい気持ちは、本質を見失いがちになる、その典型の演奏でした。頑張って欲しいものです。無理かナ~??

と、まあ、いろいろ書きましたが、演奏された皆さんの情熱は充分すぎるほど伝わってまいりました。ギターという楽器の包容力、とでも言いましょうか、そういう感じを改めて思い起こさせてくれたコンサートでした。しかし、ギターのアンサンブルって音色の変化が少なくって、聴いていて飽きがくることも事実だ!ナ、と再認識しました。ピアノでも、連弾以上の台数で演奏することって、あります?? ですから、編曲の重要性もありますね、ギター合奏には!! それと、アンサンブルの基本を身に付ける、指導者の方々には、ホント、お願いしますヨ~!!
これで、リポートおしまい!です、ハイッ!!
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プロフィール
HN:
柳町正隆
年齢:
74
性別:
男性
誕生日:
1950/06/30
自己紹介:
茨城県生まれ 埼玉大學教養学部卒
中学時代の吹奏楽活動にて音楽の基礎を学び、同時期にクラシック・ギターを独学で始める。
大学時代のバンド活動、卒業後の社会人バンド活動で様々なジャンルの音楽に接し音楽性と技術を習得。また、自らの作品で多数のオーディションへ参加。
独学のクラシック・ギターでコンクールへの出場もある。
以後、尺八とのデュオにて地域の老人ホーム慰問、学校、病院などへ積極的な演奏活動を行う。
現在、主に上記の尺八とのデュオ“弦竹(いとたけ)”の活動を行い、併せて合奏指導やライブでの生演奏活動などに幅広く活動中。
小山勝に師事 (社)日本ギター連盟正会員
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