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エチュードギター研究所は千葉県船橋市にあるギター教室です。
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尺八&ギター“弦竹”「生音LIVE!第2弾」

千葉市の隣、四街道市に在る“スタジオさゆ”にてのライヴ・リポートです。 
昨年初めてライヴをさせていただいた四街道市の一般ご家庭スタジオ“さゆ”(吉岡さんと仰る方がオーナーです)、今回も実に温かい雰囲気の中で、実のある演奏ができました! 音楽好きなお客様が、熱心に私たちの音楽に耳を傾けて下さり、本当に感謝、感謝!です。

スタジオ“さゆ”のオーナー吉岡さんのご希望で、今回は純邦楽も入りました。尺八の金野氏の奥様、輝美子さんのお筝と17絃も加わって戴きました。そして、もうすっかり“弦竹”のアップ・ユニット“竹の子組”のメンバーとして御馴染の山城氏の尺八も加わっての、4名の布陣で臨みました。特に、金野ご夫妻による本格邦楽、当日のお客様は格別な“得”をされた、と思います。
金野輝美子さん  山城鈴玲氏

8月23日(日)、午前午後の2回にわたる演奏でした!!※会場スペースが一般ご家庭のリヴィング・ルーム(お客様収容が20名ほど)のスペースのため、来場予約が20名を超えた場合は必然的に時間を調整して複数回となるわけです。極端ですが、100名のご予約ですと、5回公演になっちゃいます、アハハ~! 今回は、39名のお客様でしたので2回!です~


これより、その時の模様をリポートいたします。
   
プログラムは午前午後共に共通しての3部構成でしたので、演奏リポートは通してのものといたします。
 
<第1部>
「コンドルは飛んでいく」
オープニングはこの曲です。金野さんの尺八が「あれ〜ッ??何か懐かしい音だナ~!これって、あれ!っでしょ~、ホラ、サイモン&ガーファンクルの~??」と、思わず聴衆の耳を擽(くすぐ)り、インパクトを与える曲です。オープニングは、とにかく、インパクト!!が重要です。
「香 月」
山城氏の尺八が入っての演奏。邦楽的というより、POPS的な佳曲です。原曲は、尺八とお筝の曲ですが、お筝のパートは私がギター用に編曲し直したものです。ハ長調の曲ですが、Dmの和音アルペジオのために、6弦を通常のEからDで1音下げたものです。それにより、Dm時の尺八のメロディが、ギターの低いD音からのアルペジオで、より映えるようになります。金野氏と山城氏の2本の尺八が、“香る”月を謳い上げました。
「りんご追分」
金野&柳町の自己アイデンティティ的な曲です。米山正夫作曲、美空ひばりの絶唱曲を二人で今まで何度も演奏してきました。二人で歩んできた大きな所産たる曲です。テーマは短く、二人のカデンツアが、必然的に強調されます。米山さんにも聴いて欲しかったです〜!!
「サマー・タイム」
時期的にタイムリーな曲なんですが、それよりも、尺八の良さを強調したく!の想いでした。西洋の曲でも、尺八の良さを表現できる好例的演奏でした!! 尺八ならではの「サマー・タイム」勿論、大ウケでした~!
「広い河の岸辺」
NHKの朝ドラ「マッサン」でも主人公の外人の奥様が歌って一般的となったスコットランド民謡の名曲。歌の詩もメロディも共に素晴らしい叙情歌です。バグ・パイプとは一味違う尺八2本での響きが新鮮で、演奏していても感動する曲です。
<第2部 尺八&箏・十七絃>
①「海のアラベスク」
②「千鳥の曲」
純邦楽の音世界を目の当たりに!①の曲は、現代の作曲家の作品で、ドラマティックな構成の曲。そして、②は邦楽の古典の代表作で、私は久々に邦楽に感動しました。千鳥が海浜で戯れたりしている情景が、ものの見事に表現されました!お筝の殆どの技術が含まれている曲だそうで、日本人の先達の人たちの音楽観の深さを再認識させられました。
素晴らしい邦楽2曲に接することができたお客様方、ラッキー!の一言で~す!
<第3部>
再び尺八&ギターの演奏です。第2部の感動の余韻が感じられる中でスタート!
まず我々“弦竹”の委嘱作品2曲を披露しました。
①「たけ朧」 
②「風のエッセイ」
共に香登みのる先生に創っていただいた、我々のオリジナル作品です。
終演後の茶話会にて、お客様より「委嘱作品が、とにかく素晴らしかったです!感動しました!」というお話もいただき、そのような演奏ができたこと、安心しました。 数少ない尺八とギターの二重奏曲ですから、これからも大切に良い演奏を心がげていきたいと思います。
「夏の唱歌メドレー:みかんの花咲く丘~夏は来ぬ~夏の思い出~浜辺の歌」
プログラムと一緒に歌詞カードを入れておきましたので、お客様方に日本の夏の歌の名歌を歌っていただきました。皆さん大きな声で歌って下さいました。満足!満足~!!
「水色のワルツ」
故高木東六さんの名曲「水色のワルツ」、先の「サマー・タイム」同様今回が初めての演奏。練習の甲斐あって、満足な出来でした!お客様方も「まさか?~」と思われた様子でした。でも、大変な拍手をいただきました!私は、この曲が大好き、少し前にはフルート・アンサンブル“コパン”のファゴット奏者の石坂さんとも演奏しましたが、とにかく、好き!なんです、この曲!
「達者で、はて?ナ~」
昔懐かしい三橋美智也の「達者でナ~」と、ナント、レクオーナの「タブー」を合成しました曲です。私自身、この編曲は気に入っている方です。山城氏のアドヴァイスが元で作り上げた変な(?)曲ですが、ウケます、ハイッ~!!  特に、尺八の金野氏・山城氏のアクションが後半にでてまいりまして、チョー最高なんです! バカうけ!しました、今回も~! 
「与 作」
“弦竹”看板の曲です。何度演奏したか、覚えもないです。この与作の尺八とギターの音楽は、そう、「尺八&ギターって、これなんだヨナ~!」と良く言われますが、20年も前に金野さんとほんのちょっとした音合わせでできたこの「与作」、何か我々にはモニュメント的な曲なのでしょう。毎回演奏していて、自分たちが一番楽しんでいる!ってこと、です! 今回も大きな拍手をいただき、どうにか本日の殿の曲として演奏できたようです。

演奏後には、オーナー吉岡さんのご意向でお客様方と茶話会をもちました。お客様方、本当に今回のLIVEにご満足いただけたようで、本当に我々4人、嬉しかった~です!!
これも、オーナー吉岡さんのセッティングのおかげ!ですワ~!
吉岡さ~ん、本当にありがとうございました!!

このLIVEリポートも長くなりましたが、最後まで読んで下さって、ありがとうございます!!
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プロフィール
HN:
柳町正隆
年齢:
73
性別:
男性
誕生日:
1950/06/30
自己紹介:
茨城県生まれ 埼玉大學教養学部卒
中学時代の吹奏楽活動にて音楽の基礎を学び、同時期にクラシック・ギターを独学で始める。
大学時代のバンド活動、卒業後の社会人バンド活動で様々なジャンルの音楽に接し音楽性と技術を習得。また、自らの作品で多数のオーディションへ参加。
独学のクラシック・ギターでコンクールへの出場もある。
以後、尺八とのデュオにて地域の老人ホーム慰問、学校、病院などへ積極的な演奏活動を行う。
現在、主に上記の尺八とのデュオ“弦竹(いとたけ)”の活動を行い、併せて合奏指導やライブでの生演奏活動などに幅広く活動中。
小山勝に師事 (社)日本ギター連盟正会員
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